【長崎 空き家】無料物件！実際にリフォームしたらどうなるの？
長崎の空き家の中には、「無料」で手に入るものもあります。しかし、無料の場合はその背景に不具合が隠れている場合があります。そのため、空き家を無料で譲り受けた場合でも、手入れせずに住むのはほとんど不可能で、ある程度のリフォーム費用がかかります。では、無料物件の場合、どのような工事が必要なのでしょうか。今回は「無料」ではありませんが、当社がリフォームを行った事例をご紹介します。
無料の空き家？実際にかかるリフォーム費用
無料の空き家をいただく場合、「家をタダでもらえるんだ！」と得をした気分になりますが、実際には１万円程度で購入する「売買契約」にする場合もあるのでまったくの無料とは限りません。さらに、無料の空き家を住める状態にするためには、手間と時間がかかると言っていいでしょう。一般的には200万円から400万円ほどの費用がかかると言われています。その内訳は次の通りです。
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水回り（キッチン・洗面台）の改修
空き家のリフォームで最も費用がかかるのが水回りの改修です。キッチンやお風呂、トイレといった設備は古くなっているケースが多く、現代の生活に対応させるためには大幅な改修が必要です。次の写真を見てください。リフォーム前は床材が木のため、古さを感じる印象でした。
リフォーム後は、明るい床材を配置し、高さがバラバラだったシンクも高さを合わせて使いやすく変更しました。こちらはキッチンの総入れ替えにはなりませんでしたが、場合によってはキッチンを丸ごと入れ替えることもあります。
洗面台のリフォーム
水回りの中でも洗面台は、経年劣化が激しい箇所の1つ。水の飛び跳ね等により、素材が傷むのです。こちらの物件も、クロスの張替えや床の張替えが必要な状態でした。
リフォーム後がこちら。床を清潔感のある優しい色に張替え、明るい印象になりました。
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電気設備の整備
古い空き家では、電気設備が現代の生活に対応していない場合があります。電気容量が低いため、ブレーカーがすぐに落ちてしまうといった問題が発生します。電気容量をアップグレードさせる工事が入ることもあります。また、古いデザインのコンセントは嫌がられるため、現代的なものに交換したり、テレビ線やエアコンの配線がぶらさがるように配置されていたりすると、それを整えるための工事も必要になります。
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内装工事
空き家の内装は、見た目や住み心地に大きく影響します。特に和室を洋室に変更する工事や、汚れた壁紙の張替えがよく行われます。
次の写真を見てください。長年使われたたたみでしたが、こちらを外しフローリングにしました。濃い木目調の床が、シックで落ち着きを与えてくれます。
壁紙の張替え、クロスを張り替えることで部屋全体の印象が一新されることもあります。次の写真を見てください。リフォーム前は、部屋全体が暗く古い印象を持ちます。
リフォームを行い、天井や壁を再塗装。さらに床を張り替えたことでずいぶん明るく、洗練された印象になったことがお分かりいただけたかと思います。障子があることで雰囲気の良さを演出しています。
さまざまなリフォーム前後のお写真を見ていただきました。
ちなみに、当社が空き家をリフォームする際大事にしていることは「やりすぎず、余白を残す」ことです。例えば、モダンをテーマとして、あまりにそちらに寄せすぎてしまうと、モダンが好みではない人には選んでいただけません。その住宅に住んでいただくのはあくまでお客様。元々の建物の雰囲気や特徴を活かしつつ、必要な箇所を綺麗に改修する。そこから先は「お客様次第で自由に遊べる」その余白を残すのが重要だと考えています。
まとめ
長崎の「空き家無料」は、確かに魅力的な響きですが、そのままでは住むことが難しい場合がほとんどです。住める状態にするためには、200万円から400万円ほどのリフォーム費用を見積もる必要があるでしょう。費用を抑えるためには、使えるものは活用するのがおすすめ。 例えば、洗面台や一部の床をそのまま使うことでコストを削減できます。リフォームの専門家に相談することで、無駄な工事を省き、効果的に予算を使うことができます。
いずれにしても無料で空き家を譲り受けた際は、早めの調査と専門家への相談を行い、計画的なリフォームを進めていきましょう。
当社では、長崎市内の空き家を専門的に取り扱い、そこから全国の空き家を減らしていく活動をしており、空き家に関するノウハウがたくさんあります。空き家の売買について、ご相談やご質問などございましたら、お気軽にご連絡をいただけたらと思います。ご連絡お待ちしております。
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