長崎の空き家がやすいのには理由がある

近年、空き家が増加している長崎県。さらには、空き家の売買価格の安さが話題となっています。その価格帯には、10万円から50万円という価格帯の物件も珍しくありません。しかし、このような「安い」空き家には必ず理由があります。本記事では、なぜ空き家が安価になってしまうのかそこにはどのような理由があるのかをお伝えしていきます。
空き家が安価になる主な理由
空き家の価格は、建物の状態によって大きく左右されていきます。例えば、200万円を超える買取金額の場合は、室内や外観などが綺麗に保たれていることが多く、大きなリフォームを加えない場合がほとんどです。
一方で10~50万円のようないわゆる「安い」物件の場合は、水回り(キッチン、お風呂、トイレ)の劣化、電気設備の老朽化、家具や荷物が放置されたままの状態、清掃や換気が行き届いていない、雨漏りや害虫被害の発生など多くの問題を抱えていることが多く、大規模なリフォームが必要となるのです。例えば、お風呂や洗面台を変更する水回り改修だけでも100万円以上の費用がかかることも少なくありません。また、雨漏りが発生している場合にはその箇所を突き止め、修繕するなどまとまった工事が必要になる場合もあります。
「人が再び住めるような家に再生する」ことを理念にしている当社の場合、こうした部分に力を入れているため、どうしても再生費用がかってしまう空き家に関しては、低い値段をつけざるを得ないのです。
空き家の価値を守るためのポイント
では、どうすれば空き家の価値を守っていくことができるのでしょうか。それにはいくつかのポイントがあります。
早めの対策
空き家は、放置期間が長くなるほど劣化が進みます。特に3年以上放置された物件は、建物の状態が著しく悪化する傾向にあります。できるだけ早い段階で、売却や活用方法を検討することをおすすめします。
定期的なメンテナンス
手間はかかるのですが、定期的に基本的なメンテナンスを行うことで、建物の価値を維持できます。定期的な換気、清掃の実施、水回りの点検、不要な荷物の整理をするだけでも虫がわかなくなったりします。ですので、そういったメンテナンスを日頃から心がけるのもよいでしょう。
所有者の方にはさまざまなご事情があります。そのため、定期的な空き家のメンテナンスをすることが難しいかもしれませんが、まずは価値を下げないポイントだけでも知っておいていただければと思います。
実例から見る空き家の価値
では実際、空き家の価値は、管理状態によってどれくらい変わってくるものなのでしょうか。ここでは2つの事例をお伝えします。
【事例1】適切に管理された物件
・築50年程度の物件
・売却価格:220万円
・リフォーム費用:130万円程度
・特徴:直前まで人が住んでおり、雨漏りもない良好な状態
【事例2】100万円前後の物件
風通しして定期的に風通ししていたこともあり以下のような状況の物件
【事例3】管理不足の物件
・4~5年放置された物件
・売却価格:30万円程度
・リフォーム費用:300~400万円
・特徴:全面的な改修が必要な状態
このように、同じ空き家でも管理状態によって価値に大きな差が生まれます。
思い入れのある家だからこそ、次の世代へ
空き家は、所有者にとって思い入れのある大切な財産です。だからこそ、「処分」ではなく「引き継ぎ」という視点で考えることが重要だと考えます。空き家として存在する物件は、適切な管理と早めの対策により、次の世代が快適に暮らせる住まいとして生まれ変わらせることができます。
だからこそ空き家の価値を守るためには、専門家のサポートを受けることも有効な選択肢の一つであると思うのです。特に、空き家専門の不動産会社は、単なる売買仲介だけでなく、建物の状態に応じた適切なアドバイスや、管理サービスを提供しています。大切な財産である空き家とその価値を守り、次の世代へと引き継いでいくために、早めの対策を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
安い空き家には、必ず理由があります。ただ単に古いからではなく、その値段に至る背景が必ず存在するのです。なかなか空き家に手を付けることは心理的にも難しいかもしれませんが、ぜひ早めに専門家に相談することをおすすめします。適切な管理によって空き家を一定の価値に保ったまま、次の所有者へと引き継ぐことが当社の願いでもあります。
当社では、長崎市内の空き家を専門的に取り扱い、そこから全国の空き家を減らしていく活動をしており、空き家に関するノウハウがたくさんあります。空き家の売買について、ご相談やご質問などございましたら、お気軽にご連絡をいただけたらと思います。ご連絡お待ちしております。
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