空き家

【長崎空き家】新たな可能性と未来への展望

近年、長崎では急速に空き家が増加しており、その対策が地域社会の大きな課題となっています。一方で、空き家を活用する新たな可能性が注目されています。この記事では、長崎県における空き家の現状、活用の動き、そして当社としての2025年以降の展望をお伝えします。

 

新築戸建が減少、中古・空き家戸建も選択肢のひとつに

 

実は長崎県内において、新築戸建の登録件数は減少傾向にあります。その背景には、大きく分けて2つの要因があると考えています。

1つ目は、新築物件の建設費用が資材の高騰に伴い高額化していることです。長崎においても、平地に戸建を建てる場合、規模にもよりますが3000~4000万円になるケースも少なくありません。しかし、こうした金額は長崎の平均年収から鑑みると購入が難しい価格帯でもあります。

2つ目は、限られた平地がマンション開発に利用されており、戸建て住宅の用地が不足している、ということです。現在もマンション建築は行われています。斜面地の住人たちがこうしたマンションに入ることで、さらに空き家は増加していくでしょう。

 

 しかし、新築が減少しているからといって戸建に住むチャンスが失われたわけではありません。これまでの記事でもご紹介しているように中古・空き家戸建はリフォームやリノベーションを行うことで十分住宅としての価値が発揮できます。今後は中古・空き家市場にも注目が集まると予想しています。

 

空き家の活用がもたらす価値

 

新築戸建が減少する一方で、空き家は増加。その活用は、今新たな地域活性化の糸口として注目されています。とくに観光が盛んな長崎では、インバウンド需要の増加により民泊市場の拡大が見込まれています。部屋数や敷地に余裕がある戸建空き家は、民泊施設としての可能性が高いです。一方で、民泊施設とした際の懸念が「坂」と「階段」の多さです。坂の町・長崎ですから、それがむしろ特長でもあるのですが、荷物の多い外国人観光客からすると不便だと感じてしまうこともあるでしょう。

 

今後空き家活用の需要増を見越して、当社は「プラン売り」という空き家活用の新しいサービスをスタートさせます。プラン売りとは、リフォームをすべて業者に任せるのではなく、いくつかのプランの中から、自分のライフスタイルに合った内装を選べる仕組みです。購入者は予算を見ながら、ドアやサッシを選んだり、床の色を選んだりすることができます。予算によっては、間取り変更も可能になります。よりカスタマイズの自由度が広がることで、住宅を「買う」楽しみから「つくりあげる」楽しみもご提供することができます。なお、リフォーム費用は住宅ローンに組み込むことができるため、無理なく空き家を購入していただけます。

 

「住める状態の空き家を提供する」をモットーに

 

前項でご紹介した「プラン」に着手できたのも、実は当社で、とあるリフォーム会社さんとの出会いがきっかけでした。

「空き家を減らしたい」「住人の方に、長く快適に住んでいただきたい」という当社の思いに賛同していただけたことで、今後バリエーションに富んだ空き家が生まれるのではないかと、ワクワクしています。「空き家もこんなに魅力ある住宅に生まれ変わるんだ」ということを多くの方に知っていただけたら、購入者の方だけではなく、不動産業者、さらには地域の活性化にもつながっていくことでしょう。

少し大きな話になりますが、空き家に新たな価値を生み出す取り組みは長崎の未来を少しでも明るくするものだと信じています。2025年以降もますます、空き家再生に力を取り組んでいきます。

 

まとめ

 

長崎の空き家問題の解決は、住宅問題の解決にとどまりません。実は「地域の未来を良い方向に変えていく」ひとつの取り組みとも言えます。とくに空き家再生は、手頃な価格で良質な住まいを提供するだけでなく、地域の空き家を減らし人口減少や、防犯対策としても良い影響を与えるものです。

改めてこの長崎という地で空き家の利活用が進み、さらに魅力的な地域となることを期待せずにはいられません。空き家を「地域の宝」に変える取り組みを、私たちにお手伝いさせてください。

 

当社では、長崎市内の空き家を専門的に取り扱い、そこから全国の空き家を減らしていく活動をしており、空き家に関するノウハウがたくさんあります。空き家の売買について、ご相談やご質問などございましたら、お気軽にご連絡をいただけたらと思います。ご連絡お待ちしております。

 

お問い合わせはこちら

 

◆こちらの記事も読まれています
【空き家長崎】 長崎に「空き家再生」の光を見つけて
【長崎】低廉な空き家等とは?
長崎空き家再生における現地調査で、やるべきこと22選