空き家バンク長崎県大村市
長崎県の空の玄関口として有名な大村市。同じ県内でありながら、大村市の空き家事情は長崎市とは大きく異なります。この記事では、大村市の中心街の状況、大村市の空き家事情について解説します。
利便性が高く開発が進む大村市
画像引用：環境省「閉鎖性海域ネット」
長崎県の中央に位置する、大村市。大村湾という湖のような大きな湾があり、湾内では真珠の養殖などが行われています。地図を見てもわかるように、佐世保湾を介して針尾瀬戸や、早岐瀬戸のみで外海と通じているため、外部からの影響を受けにくいとされ、独自の自然環境や生物がいることでも知られています。湾内には「長崎県の空の玄関口」である長崎空港があり、長崎空港から長崎市内に出ていく場合、必ず大村市を通らなくてはなりません。空港からの利便性が高い町と言っていいでしょう。
ちなみに、大村インターチェンジから長崎市のインターチェンジまで車で行く場合、渋滞がほとんどないため、約30分で到着します。空港から上下2キロ圏内にはスターバックス・イオン・資さんうどん・丸亀製麺・ガストなど多くの店舗が並んでいます。
また、大村インターチェンジから車で約15分の場所に「ボートレース大村」があります。2022年には西九州新幹線が開業し、新大村駅も開通。大村市では、「新大村駅周辺土地区画整理事業」[rr1] を推進し、都市機能の立地に必要な用地を確保し、利便性の高い生活機能の充実や、交流の創出を目指しています。2024年より、新大村駅前では、大和ハウス工業株式会社が生活雑貨やカフェ、クリニックなどのテナントが入った複合施設「SAKURA MIRAI SHIN ŌMURA（サクラ ミライ 新大村）」の開発[rr2] を進めています。
そして何と言っても大村市の特筆すべき点は、人口増加が進んでいること。1970年から[rr3] 着実に人口増加を続け、10万人に到達する見込みです。（2024年12月現在）
そんな勢いのある大村市ですが、長崎市に比べて平地が多く、家の横に車庫がある住宅が多いことが挙げられます。坂が少なく住みやすい点からも、長崎市から大村市へ引っ越す人も多くいらっしゃいます。
大村市の空き家事情
前述したような利便性がある地域がある一方で、大村市にも空き家があります。大村市では空き家の実態について調査したところ、令和3年3月末時点で、991戸の空き家があるとわかっています。[rr4] 空き家がある地域は、平地が少なく、駐車場がないなど利便性が低い場所です。当社でも大村市にある空き家の現調を行ったことがありますが、そこは坂の途中の住宅で、雨漏りがひどく、柱や床がシロアリに食べられている状態でした。結局、こちらの空き家の再生は断念することになりました。
これに対し長崎市は、平成30年の調査で空き家が33,900戸あることがわかっています。長崎市の空き家と単純に比較すると、大村氏は極めて空き家が少ない地域と言えるでしょう。
大村市で空き家の処分を行いたい場合、市役所の安全対策課への相談や、「たっけんくんネット」への登録などが考えられます。
ただし、「たっけんくんネット」の空き家は、築年数が古いものでも490万円や1100万円のように比較的高値がついています。そのため、空き家であっても良好な状態であれば、民間の不動産業者へ相談に行くことも可能だと考えられます。平地で、駐車場付きの住宅であれば、「引き取り手が見つからない」ということはまずないと思います。
実際に大村市の空き家は、ハウスメーカーが積極的に買い取りリノベーションを行ったのち、住宅販売や賃貸をさせているようです。ちなみに、大村市では、シルバー人材センターを利用し、空き家の見回りや敷地内の除草、清掃など[rr5] を行い、「空き家を悪い状態にさせない」取り組みもされているようです。
まとめ
今回は、大村市の特徴や大村市の空き家事情について解説しました。大村市の中心街には長崎空港が近くにあり、利便性が高い土地で、現在大規模テナントの開発が進められています。一方で、中心街から離れた地域では空き家が多く存在し、その数は年々増加しています。しかし大村市の場合、長崎市と異なり土地が平地で駐車場もあるため、利用価値があります。大村市で空き家について悩んだら、市役所の安全対策課への相談や「たっけんくんネット」の利用、不動産業者への相談がおすすめです。
当社では、長崎市内の空き家を専門的に取り扱い、そこから全国の空き家を減らしていく活動をしており、空き家に関するノウハウがたくさんあります。空き家対策について、ご相談やご質問などございましたら、お気軽にご連絡をいただけたらと思います。ご連絡お待ちしております。
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