空き家

長崎の空き家を専門として、集中して空き家再生に取り組む3つの理由

当社は、長崎の空き家を専門として、地方創生につながる空き家再生事業に取り組んでいます。事業の段階が上がっていけば、全国の空き家を再生するために活動をしていく予定ですが、まずは長崎の空き家に集中して空き家再生の活動をしています。他ではインターネットを駆使して、最初から全国規模で進めていたり、空き家の売り買いができるプラットフォーム事業を展開していたりする中、逆に事業展開しにくいのではないか。だったり、関東でやってほしい。だったり、色々なご指導やご質問をいただくことがあります。色々な記事でも書きましたが、会社として大事にしている、長崎で集中して空き家再生に取り組んでいる理由はいくつもありますが、その中でも3つの大切にしている理由を紹介していきます。

 

長崎の地方創生の実感を得られるまで

 

会社の思いとして掲げている中に、「地方創生」という大きなキーワードがあります。このキーワードを掲げる会社や事業が、本当に地方創生に大きく寄与したというところまで、当社として実感したいという思いで進めています。

地方都市は人口減を余儀なくされていて、会社として考えると、人材が他県に流れてしまい、労働力をどこに頼ればいいのか、どこも悩んでいます。外国人労働者に頼るにも、文化や考え方の違いにより、既存の従業員との関係性を構築するのにも時間がかかり、お金だけではない様々なコストが各企業の負担となっているということです。人が少なくなることで、技術も流れてしまう可能性もあります。

空き家を再生するだけでは、地方創生に繋がらない可能性があります。もちろん空き家再生は、空き家問題の解決のためにも必要ですし、文化の継承といった側面で考えても、大変意義のあることです。

個人投資家の方が、空き家を再生することは、投資家にとってもその再生をした物件がある地方自治体にとってもwinwinであることは間違いありません。

当社の考える、長崎での空き家再生というのは、長崎において、「地方創生」という結果も出していくものと捉えています。

この事業が拡大し、雇用が増え、事業が増え、協力会社が増え、また雇用が生まれる。結果として、大学卒業後の若者の県外への人口流出が鈍化していく、そういった未来を想像しています。また、そういった未来を実感できるところまで集中してやり続けていきたい。そう考えています。

 

とにかく一点突破

 

地方創生を意識する上で、当社としての選択は、「一点突破」でした。もちろん、いくつかのエリアを同時に進めた方がその方が早いというイメージもあるかもしれません。会社設立の前から、「一点突破」しか考えておらず、そのために会社の設立をしたという順番でした。

なぜ、一点突破なのか。

長崎の空き家再生については、個人投資家から不動産会社まで多様な方々が、それぞれ進んでいるという背景があります。ご自身でDIY(DIYとは言えないくらいクオリティの高いものを)をおこなて空き家を再生をする方、空き家を所有して家賃を払い続けたら最終的に無償で譲渡しますというスキームを作り出した不動産会社様、全国的に物件の再生に取り組んでいて、その中の5棟ほど長崎で運用しているという方、空き家再生のスキームを教えてくれる学校に入学をして仲間たちと空き家再生をしたり情報共有していたりする方、本当に色々な方が空き家再生に取り組まれています。

当社としても、その方それぞれとはお会いしたり、人からそういった方のお話を聞いたりと、認知はしておりますが、「知る人ぞ知る」という領域を超えているというのは言えないと感じています。

そういった背景があったからこそ、「一点突破」を選択するべきだという判断をしました。

一点突破というのは、選択と集中という言葉と似ていて、とにかくそのことに集中することで、力を最大限に発揮できるという特徴があります。

長崎や他の地方都市で、「〇〇県で空き家再生をしている会社って〇〇って会社だよね」というイメージが、わかりづらいということを感じる方もいると思います。長崎については、当社内では認識しておりますが、他県でこの会社が代表的な空き家再生会社というものは正直「わからない」というのが現状です。

これだけ色々な業界で、No.1企業というものが競われている中で、空き家再生については、現状No.1という席は「空席」の状態であるといえます。

こういった状況も考えると、とにかくここに注力することで、その空席が見えてくるはずではないか。そう考えています。

 

長崎が「空き家」の活用で発展するための土台をつくる

 

いま、空き家の活用の選択肢は様々なものがあります。当社が今取り組んでいる、販売用の戸建と、賃貸用の戸建というもの以外に、民泊としての運用ができる空き家や、海外の方のセカンドハウスとしての戸建、事業者向けとしてカフェや法人の事務所としての戸建、まだまだ当社が取り組みできていない空き家の活用方法は多く存在しています。長崎で、空き家再生という「一点突破」をおこなううえで、空き家を再生できるものは全て取り組む必要があると考えています。しかし、そのためにはそれぞれ事業化していかなければなりません。会社を運営して、人を増やしていくためにも、それぞれの空き家に対するアプローチで事業化ができていないと、人が増えていかないと考えているからです。

空き家は、人口が増えていけば、無限の可能性を秘めています。かつてそこに人がいたときと同じように、様々な文化や考え方すら全て味方にするくらいのポテンシャルを秘めていると、当社では考えています。衣食住の「住」であるとともに、その無限の可能性の中、活用できて事業化できるものが増えていけば、それだけで、顧客も増え、人も増えるでしょう。特に長崎は、海外からの利用者も多く、人流も他県と比べても可能性に溢れていると感じます。

大きな目標ばかりで、実現できる時期はいつなのか、正直わかりません。しかしまずは、100棟空き家を仕入れて再生すること、長崎において空き家といえばNagasakiST(ナガサキスト)。というように、長崎で1番空き家再生をおこなっている会社という認知をされる必要があります。

 

まとめ

 

長崎の空き家を専門としている当社が、集中して長崎で空き家再生に取り組んでいる理由を3つご紹介いたしました。特に大切にしている「背景」の部分になりますので、同じようなお気持ちになっていただいた方や、ご自身のご所有されている空き家の解決方法を一緒に考えたい方、長崎のために何かしたいと考えている方、ぜひ一度対話させていただきたいです。空き家に関するご相談も随時お待ちしております。

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