「空き家再生事業×AI」の実証実験を始めます。
「空き家再生事業×AI」の実証実験を始めます。
全国で増え続けている空き家。弊社では一軒一軒の空き家と向き合い、再生を行ってきました。
この度、新たな試みとして独自の「空き家再生×AI」の実証実験を始めます。
最終的には、AIエージェントの開発にまで繋げていきたいと考えています。
空き家再生とAIと聞くと、両者は関わりのない、交わることのない分野ではないかと思われるかもし
れませんが、実はそうでもないのです。
今回は、なぜ空き家再生に「AI」が必要なのか、導入したら実際にどのようなことができるのかにつ
いてお話しします。
弊社の事業内容から整理します
空き家再生事業におけるAIの必要性を説明する上で、まずは弊社の事業や業務内容について大まかにお話し
します。
弊社の事業や業務内容は大きく分けて3つあります。
①営業
営業では、空き家再生をした物件の地図や、現地写真、
工事する前と後がわかるビフォーアフターの写真、
収支シミュレーション等を全てまとめた資料を作成し、
営業資料としてお客様に提案できるように準備します。
そしてお客様との日程調整をして、面談時に資料をもとに物件のご紹介をおこないます。
面談において契約が決まれば売買契約書や管理委託契約書などの契約手続きを進め、
クラウドサインで契約締結をし、契約完了後は、弊社での物件管理・運用がスタートします。
②仕入
仕入業務では、現地に赴き物件の写真や動画を撮影し、物件の状況を確認・記録します。また、売主
様や仲介会社と電話やチャットを通してやりとりを行い、調整を進めます。
購入価格の折り合いがつき、双方の合意に至った場合には
売買契約書を作成し及び締結を行います。
契約締結後は、売買代金等の支払い手続きがあります。
③管理
管理業務では、物件のオーナーに代わり、入居者対応や建物管理を行っています。
入居者対応では、ポータルサイトに物件を掲載掲載し入居者を募集する、賃貸借契約の締結や更新・退去の手続
き、家賃管理、トラブル等の対応といった業務があります。
また、建物管理では、定期的な共用部の清掃や、設備のメンテナンス、
故障時の修繕対応といった業務を行っています。
業務内容をざっとお話ししましたが、つまりこれらの業務を行っていく上で、資料や契約書等の書類
作成をはじめ、様々なタスクが存在することがお分かりいただけたと思います。
なぜ、空き家再生に「AI」が必要なのか?
空き家の再生には、膨大な情
報と専門知識が必要です。1つの空き家を再生するだけでも、
次のような情報をもとに様々な判断が必要になります。
・建物の状態(構造・修繕必要箇所)
・リノベーション費用
・地域の需要(住宅・宿泊施設・カフェ店舗など)
・法規制(用途地域・建築基準)
・収益性(賃料・稼働率・投資回収)
・補助金や自治体制度
要するに「リノベーション費用はいくらかかる?」「収益性は?」「このエリアの需要はどれくら
い?」といった複雑な判断が空き家再生事業を行う上で必要不可欠なのです。これらの判断をこれま
ではプロの経験則に頼ってきた部分が多くあります。
また先ほど述べたように、弊社の業務内容は、営業・仕入・賃貸管理など多岐に渡っており、
その中で資料や契約書類の作成、ポータルサイトへの物件情報の掲載等が必要となります。
日々増え続けている空き家に対して、全ての作業を人の手で行う従来の方法のままでは
再生できる物件数に限界があります。
そこで、大量の情報整理と、条件をふまえたパターン分析を得意とするAIを導入することで、
複雑な判断の手助けや、業務プロセスの効率化を図る狙いがあります。
「AI×空き家再生事業」でどのようなことができるのか
では実際に空き家再生事業にAIを導入した場
合、どのようなことができるようになるのでしょうか。
ここでは、4つご紹介します。
①市場分析による、空き家の最適な活用方法の提案
②過去の事例に基づいた収支シミュレーション
③リノベーション後の内装パース(デザイン)の作成による、完成イメージの可視化
④AIによる業務の自動化・効率化の実現
①市場分析による、空き家の最適な活用方法の提案
AIエージェントに周辺の賃貸相場や売買履歴、人口動態を分析してもらうことで、
その地域における需要を導き出し、空き家が住宅、宿泊施設、カフェ等の
いずれで再生することが最適であるかを提案することができます。
②過去の事例に基づいた収支シミュレーション
過去の売買履歴やリノベーション費用のデータ、
再生後の収益性等をAIエージェントに学習させることで、
過去の実績を基にした新たな空き家の収支シミュレーションが可能になり、
意思決定の時間短縮に繋がります。また、リフォーム代のデータベースを作り、
現地調査の際にリフォームしたいところを伝えると簡易的な見積を出すことも可能です。
③リノベーション後の内装デザインの作成による、完成イメージの可視化
空き家をリノベーションした後の内装写真を生成することができます。
お客様に提案する際に、完成後のイメージ写真をビフォーアフターの参考資料として
提供することができるようになります。
AIは短時間で複数のバリエーションの画像を生成できるため、
スピーディーな提案かつ修正も容易にできるという強みがあります。
④AIによる業務の自動化・効率化の実現
これまで手作業で行っていた定型作業をAIに任せることで、
私たちはお客様とのコミュニケーションや高度な意思決定といった
人間にしかできない重要な業務に多くの時間をかけることができるようになります。
定型作業の例でいうと、賃貸管理の業務において、アットホームやスーモなどのポータルサイトに
必要な情報を入力する手作業をAIに依頼することができたり、
資料作成を依頼することで、効率化を図ることが可能となります。
まとめ AI活用で広がる事業の可能性
いかがでしたでしょうか。
AIエージェントの導入は単なる効率化のためではありません。
「AIに全てを任せる」のではなく、お客様の希望や思いを私たちがじっくりと伺い、
それをより早く、正確に具体化するための強力なパートナーとしてAIを活用していきたいと考えています。
一つでも多くの空き家と向き合い再生していくために、空き家再生AIエージェントを実装できるよう、
今後研究を重ねていきます。乞うご期待ください。