空き家

地方創生は地元投資で!地元に子育てしやすい環境をつくろう!

「長崎に恩返ししたい」

「いつかは地元に帰りたい」

 

そんな風に考えている方に知っていただきたい考え方として、以前「地元投資」を紹介しました。地元投資とは、生まれ育った故郷にある空き家を購入して活用することで、地域に貢献する方法です。

 

地元投資をすれば子育てしやすい環境をつくることができ、ひいては地方創生にもつながっていきます。この記事では、その理由をお伝えしていきます。

 

空き家再生から「子育て世代に戸建が求められている」と見えてきた

当社では長崎の空き家を再生しており、これまでに再生してきた戸建は70棟を超えました。

 

戸建を再生して賃貸住宅として募集すると、入居希望者として目立つのは子育て世帯、特にひとり親世帯の方々です。子どもの小学校や中学校の学区にこだわって戸建をお探しになっている傾向が見られます。

 

なぜ、子育て世帯から戸建が求められているのでしょうか。それは、戸建住宅が子育てに適した住環境を備えているからです。

 

戸建では、家の中で子どもが走り回っても、下の階の住人に迷惑をかけるようなことがありません。マンションやアパートと比較して隣の住人との距離も離れているため、子どもの大きな泣き声が響いても、夜に話し声を出しても、過度に気を遣う必要もありません。戸建住宅では生活音に関するストレスが少なく、子どもも親も伸び伸びと暮らせるのです。

 

さらに戸建には庭がある物件が多く、目の届く範囲で子どもを遊ばせることができます。これは、都市部のマンションではなかなか得られない大きなメリットです。

 

子育て世帯は、子どもの安全を確保しながら、自分自身も心のゆとりを持って生活できる住まいをお求めになっていると感じます。空き家を再生した戸建住宅は、「ちょうどいい」住環境を提供できていると考えています。

 

地元投資は子育てしやすい環境づくりと地方創生に貢献できる

子育て世帯には、子育てに向いている戸建が求められていることを述べました。しかし長崎では、ひとり親世帯を含む子育て世帯が選択できる戸建賃貸住宅が限られているのが現実です。

 

そのような中、地元投資で空き家を購入して再生すれば、子育て世帯が住む戸建の選択肢が広がります。すなわち、地元に子育てしやすい環境を整えられるのです。

 

さらに地元投資は、子育てしやすい環境づくりに留まらず、地方創生にも貢献できます。

 

まず、空き家に子育て世帯が住むようになれば、地元に活気が生まれます。子ども同士の交流が生まれ、保護者同士の顔見知りも増えるでしょう。地域で子育て世帯のつながりができることは、防犯や防災の面でもプラスの影響があります。地元投資は、地域コミュニティの構築にも貢献できるのです。

 

子育て世帯が暮らし、日用品の買い物や教育サービスを利用するようになれば、経済的な波及効果も見込めます。

 

他にも、誰も住まなくなった空き家を再生して住宅として活用すれば、行政の維持管理コストの軽減が期待できます。空き家が放置されると、建物の老朽化による倒壊リスクや不法投棄の温床となる可能性があり、行政は対策に予算を割かなければなりません。空き家が適切に活用されることで、このような行政コストを削減できます。

 

固定資産税を納税することで、自治体の財政にも貢献することも可能です。個人の地元投資は、地元の持続可能な運営を支える一助となるのです。

 

まとめ

地元への貢献というと、何か大きなことをしなければと思うかもしれません。しかし一人ひとりができる地元投資が、地元の未来をつくる第一歩になります。

 

子育て世帯が住まいに困っている地域においては、空き家を活用した戸建住宅の供給によって、子育てしやすい環境づくりに貢献できます。再生された戸建に新しい家族が住み、子どもの声が聞こえるようになったとき、それが地元の活性化にもつながっていくのです。

 

「自分にできる地方創生は何だろう?」と考えている方がいれば、ぜひ地元投資という方法を考えてみてください。