【長崎】「ボロ家」は再生可能!見落としがちなポイントとは?

「ボロ家」と聞くと、「もう使い物にならないのでは?」と感じるかもしれません。しかし、その見た目に惑わされるのはもったいないことです。家の状態を見れば、再生可能な物件も少なくありません。特に長崎では頑丈に作られた家が多く、見た目はボロボロでもしっかり基盤が残っている場合も意外と多いのです。では、再生できるボロ家はどんなところに注目すればよいのでしょうか。再生可能性を見極めるポイントなどについて詳しくお伝えしていきます。
ボロ家再生の鍵となるポイント
長崎でボロ家を再生したい場合、以下のポイントを確認することで、物件再生の可能性を見極めることができます。
1.柱と梁(はり)がしっかりしているか?
建物の骨組みともいえる柱と梁が頑丈であれば、多少の修繕やリフォームで再生が可能です。垂直かどうか、割れやねじれはないか、腐食やシロアリの食害はないかなどを確認します。柱や梁が腐食していたり、著しく劣化したりしている場合は、再建築や大規模な補修工事が必要になることがあります。
2.屋根の状況はどうか?
10年以内に吹き替えられているかどうか、雨漏りの跡やひび割れなどがないか、丈夫な素材が使われているかなど、屋根の状態も重要なチェックポイントです。雨漏りの様子やシロアリの食害が見られなければ、建物の内部は比較的良い状態で保存されている可能性が高いです。つまり、建物の再生へのハードルが低くなります。
3.基本設備が機能しているか?
ボロ家でも、風呂、キッチン、トイレといった基本的な生活設備が正常に動作する場合は、再生可能性が大きく広がります。これらの設備が使える状態であれば、修繕コストを抑えて住みやすい環境を作ることができます。逆に、設備が使えない場合は、修理や新規購入のための追加費用がかかることを考慮しましょう。
4.延べ床面積が80平米以上であるか?
建物の広さも、再生には重要な要素となります。あまりに狭いと単身世帯など住む人を選ぶため、再生後の活用の幅が狭まります。一方で、延べ床面積が80平米以上の物件は、ファミリー層や事業利用としての需要も高いため、売却や賃貸が十分見込めるでしょう。
建物の構造的な部分、設備的な部分、広さの3つポイントのうち、どれか1つでも叶えていれば、再生の可能性は充分にあります。
長崎の地形ならではの特有条件
すり鉢状の地形で坂の多い長崎では、その独特の地形から「階段の段数」が、物件の価値を見極める際の重要な要素となります。例えば、車道から建物までの階段が20~30段程度であれば、比較的アクセスが良好とされ再生しても買い手や借り手がつきやすいのです。一方、50段以上になると高齢者や小さな子どものいるファミリー層には敬遠されるため、たとえボロ家でなくとも売却や賃貸が難しくなる傾向があります。
また駐車場があり、車の出し入れができる程度の道の広さがあるといったことも、長崎の物件においては大きなポジティブポイントになります。多少修繕コストがかかっても、再生の余地があるかもしれません。
長崎のボロ家再生の成功事例
長崎市川上町にある空き家を再生したときのことです。空き家になって放置され20年ほど経った物件は、外観が草木で覆われているなど見た目は非常に老朽化が進んでいました。しかし、物件にはファミリー世帯が住むにも十分な広さがあり、下水は汲み取り式だったため詰まりがなく水洗式トイレの後付けができました。また、その他の設備も、少し手を入れれば大きな問題もありませんでした。
結果として、ある程度の修繕費用や手間はかかったものの、入居可能な状態にまで改善し、現在は賃貸物件として収益化されています。このように、「ボロ家」と言われる物件でも紹介したポイントがしっかりしていれば再生可能なケースはあります。さらに、長崎特有の地形や市場の需要に即した強みがあれば再生後の活用の可能性も広がります。
まとめ
ボロ家でも、再生して人が住める物件に生まれ変われる未来は十分あります。見た目がかなり古びていても、どうかあきらめないでください。内部構造や設備に問題があったとしても、専門的に見れば修繕できるケースもあります。「このボロ家はもう壊すしかない」と判断する前には、ぜひ専門家に相談してみてください。不動産会社やリフォーム業者に見てもらうことで、思わぬ価値を発見できるかもしれません。再生可能なボロ家が、あなたの新たな資産になって収益を生み出し続ける可能性もあるでしょう。
当社では、長崎市内の空き家を専門的に取り扱っており、空き家再生に関するノウハウを豊富に持っています。現在、社会問題化している全国の空き家増加を食い止めるべく、長崎から活動を広げているところです。空き家の売買について、ご相談やご質問などございましたら、お気軽にご連絡をいただけたらと思います。ご連絡お待ちしております。