長崎の空き家取引でジモティーを活用するメリット・デメリットとは?

近年、空き家の売買や賃貸において、「ジモティー」などのプラットフォームを活用するケースが増えています。この記事では、ジモティーなどのプラットフォームでの空き家取引のメリット・デメリット、実際の活用事例を詳しくお伝えします。
ジモティーとは?
「ジモティー」という単語を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ジモティーとは、地域密着型の「無料掲示板サービス」のことを指します。不用品の売買や譲渡、求人、イベント情報のほか、不動産の売買や賃貸物件の紹介などもでき、多用途に使える掲示板サイトなのです。
とくに不動産に関連したもので言うと、個人の方がジモティーに書き込みをして借り手や買い手を探したり、また不動産会社が物件情報を掲載したりする例もあるようです。
宅建資格を持っていなくても、物件情報を掲載できることから、空き家の所有者が直接取引相手を探すツールとしても活用されているようです。
ジモティーのメリット・デメリットとは?
さて、気軽に書き込みができて、さまざまな取引ができるジモティーですが、メリット・デメリットがあります。ここでは簡単にご紹介しておきます。
メリット
売る側も買う側も無料で使える
直接やり取りできるので、早く商談が進む
仕事だけではなく、求人やイベント情報など多くの情報が得られる
デメリット
個人間の契約なので、直接会う必要があり安全面に注意する必要がある
詐欺やトラブルのリスクがある
無料で気軽に使える分、リスクもあります。
そういった部分をあらかじめ把握したうえでジモティーを活用していくようにしたいものです。
プラットフォームを利用するメリット・デメリットは?
さて、では不動産の取引においてジモティーのようなプラットフォームを利用する場合はどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、空き家を所有している人の立場に立って、それぞれを見ていくことにしましょう。
メリット
不動産会社を介さないため、仲介手数料(33万円)が不要
賃貸では3万円以下、売買では300万円以下の物件が多く、比較的取引成立しやすい
諸経費を抑えられる(売買価格の25%程度)
既存の不動産ポータルサイトでは掲載しにくいシェアハウスなども掲載可能
賃貸・売買の区分けがなく、柔軟な条件設定が可能
ホームズなど他のポータルサイトとも連携
一方でデメリットもあります。
デメリット
契約内容や物件調査が不十分になりやすい
トラブル発生時の対応が難しい
不動産の専門知識がないと判断が難しい面もある
個人間のため、相手の信用度確認が困難
支払いに関するトラブルのリスクもある
不動産契約での活用において、メリットは多くありますが一方でデメリットにも注意が必要です。では実際の活用事例にはどんなものがあるのか、見ていくことにしましょう。
実際の活用事例
◯シェアハウスの掲載例
空き家をシェアハウスなどにする場合もありますが、シェアハウスの場合一般的なポータルサイトには掲載しにくい特徴があります。そのため、シェアハウス・ゲストハウスを運営する事業者がジモティーを活用し、物件情報を発信することも多いようです。
実際、既存の不動産サイトでは表現しきれない使用ルールなども詳しく説明できるメリットがあります。
長崎には、個人間売買を支援する不動産業者や情報サイトも増えていますが、一方でシェアハウスを展開するような不動産業者もいます。例えば、福岡県にあるシェアハウスやゲストハウスの運営を手がけている『Life terrace』様は、ジモティーを使用し、シェアハウスの入居者募集を行っています。
まとめ
ジモティーは、個人間での空き家取引を可能にする新しいプラットフォームです。コストを抑えられる反面、専門知識が必要な面もあります。活用の際には取引条件や契約内容の確認を慎重に行う、必要があれば専門家に相談するようにしたいものです。また、トラブル防止のため、取引相手の信頼性を確認するなども必要です。
ジモティーでの空き家取引は、従来の不動産取引とは異なる新しい選択肢として注目されています。メリット・デメリットを理解したうえで、自身の状況に合った活用を検討してみてはいかがでしょうか。
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