空き家

DIY大家とは?

こんにちは!NagasakiST(ナガサキスト)です。

今回は、「DIY大家」と言われている方々のことを、ご紹介していこうと思います。

 

一般的な「DIY大家」とは、ご自身でご所有されている不動産の入居者管理やリフォームをおこなう大家さんのことを指します。

DIYとは「Do It Yourself」の略で、専門業者に依頼せず、ご自身で修理や改装をすることを意味しております。

DIY大家としての特徴や、活動することでの利点も下記にご紹介します。

 

特徴

 

1. ご自身で自由にリフォームすることができる:

 

物件の内装や外装の修理、改装をご自身でおこないます。改装内容としては、

ペンキ塗り、壁紙の張替え、床の張替えや、大きいところですと、キッチンやバスルームも

ご自身でおこなう方もいらっしゃいます。     

 

2. 入居者管理業務もご自身で:

 

賃貸物件の管理、入居者とのやり取り、家賃の徴収などもご自身でおこないます。

必要に応じて、トラブル対応や修理もご自身でおこなうこともあります。

     

利点

 

1. コスト削減

 

リフォーム業者等に依頼するコストを削減できます。材料費や工具の費用はかかりますが、

人件費がかからないため、全体的なコストは抑えることができます。

 

2. 柔軟な対応

 

自分のスケジュールに合わせて作業を進められるため、柔軟な対応が可能です。

また、物件に対する愛着が深まり、細かい部分までこだわることができます。

 

3. 技術の習得

 

DIYを通じてリフォームや修理のスキルを習得することができます。

これにより、将来的に他の物件でも同様の作業をおこなえるようになります。

 

注意点

 

1. 時間と労力がかかってしまう

 

ご自身で作業をおこなうため、多くの時間と労力が必要です。

特に初めての場合、計画通りに進まないこともあります。

地方の空き家をDIYでおこなっている方もいらっしゃいますが、

毎週の様に土日に出張をして、少しずつ仕上がっていくため、

本業との両立をしながら、6ヶ月くらいかけて工事をおこなうこともあります。

 

2. 専門知識が必要

 

一部の作業には専門的な知識や技術が必要になります。

誤った方法で作業を行うと、後日入居者が入居してからのトラブルや、修繕箇所がでてきて、

かえってコストがかかる場合があります。

 

3.法規制の遵守

 

建築基準法や賃貸借契約に関連する法律を遵守する必要があります。

適切な手続きを行わないと法的な問題が生じる可能性があります。

 

まとめ

 

特にDIY大家さんは、「大家」という言葉がついているように、

収益目的で空き家再生に取り組んでいらっしゃいます。

最終的にご自身でご所有になる収益不動産のため、

次の世代に引き継ぐところまで考えられないことが多く見受けられます。

中には、工事途中で資金も時間もなくなってしまい、途中で手放す方も少なくありません。

その場合は、一度元の状態に戻したりする工事が発生するため、

余計にリフォーム費用がかかることが想定されます。

そういった物件を、購入する側としては、同じ収益目的だったとしても、工事を引き継ぐのは難しいです。

売主側として、売却価格を下げる必要があるでしょう。

DIY大家は、手間やリスクを伴う一方で、費用の節約や自己満足感、技術の習得といった多くのメリットがあります。

ご自身の手で物件をリフォームをしたい、管理したいと考える人にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。

しかしその後の社会に残していくものとして、考えていくことができたら、空き家はもっと減っていくかもしれません。