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【空き家長崎】空き家所有者は必読!中古住宅として売却する場合の準備

今回は、斜面地の空き家が管理不全のまま老朽化が進んでしまっては、中古住宅として売却することは相当難しくなってしまいます。そういった状況になってしまった際に、それでも解体するということなく、どなたかに利用してもらいたいという気持ちの空き家所有者様にとって、中古住宅として売却するために準備した方がいいことを3つ、ご紹介していきます。

 

【空き家長崎】中古住宅として売却する場合の準備

 

①内見時に入居後のイメージができる状態にしておく

空き家になっている物件に関して、荷物がそのままになってしまっているケースがあります。なぜかというと、売買が成立したらその資金で残置物を撤去しようという考えがあるからです。その方が、所有者様にとっては、費用負担が軽減できるので、不動産会社からもそういったご提案があったりします。しかし、残地物があると、その物件自体のイメージができなく、ものをどかしてみたらシロアリがいた、などという状況が想定できてしまうため、なかなかその状態のまま自宅用として購入するというのはハードルが高くなります。結果、そういった状態で内見しても、売買成立とならないことが多いため、不動産会社もご案内を控える。などという状況になりかねません。

残置物の撤去は売買成立後ではなく、事前におこなうことで、住宅用としての検討の範囲に入ってきます。費用としては残地物の量にもよりますが、節税対策かかってきてしまうため、その費用を鑑みた上で、売買代金に付加して回収するようにしてください。

①内見時に入居後のイメージができる状態にしておく

残地物があると中の状態が正確に把握できないため、入居後のイメージがつきにくい

②電気の契約は継続しておく

物件の残地物がない状態になれば、ある程度室内の状況は把握できるようになります。次は内見の時をイメージします。住宅購入をご検討されている方は、日中は仕事をしていることもあるため、平日の場合は仕事終わりに内見にくることもあります。また、土日であれば、ご家族の予定を優先したい方もいらっしゃるので、朝か夕方など予定をどちらかに寄せることも想定できます。そのため、電気がつかない状況だと、窓ガラスからの光が少なくl暗い環境で内見することになってしまいます。建物の状況を正確に把握してもらうためにも、電気の契約を残した状態にしておく必要があります。電気料金は基本料金でも月額500円程度となります。また、シーリングライトも6畳用で3,000円前後で販売されているため、電気が付いていない部屋については、そういったものを取り付けておくだけでも物件自体が広くみえ、効果的です。

②電気の契約は継続しておく

長崎市内の空き家戸建 1ヶ月の電気代の参考資料

 

③シロアリ被害や雨漏りがないかを定期的に確認

シロアリ被害や雨漏りなど、目にみえないところがどうなっているのかということが、中古戸建内見時にはよく聞かれます。その際に、仲介会社が即答できるように、あらかじめシロアリ被害や雨漏りがあるのかないのか、あった場合どういった対処をしているのか、防蟻処理をしているのか、屋根はそのままになっているのか葺替をしているのか、ということを情報整理して仲介会社に伝えておきましょう。空き家所有者様としては定期的に物件にいって、そういったことになっていないかを確認する必要があります。そういった確認がご自身で難しい場合は、現地の空き家管理の業者に1ヶ月に1回の風通しを依頼して、その際に、そういったことが見受けられるかなどの報告を受けるようにしましょう。

 

以上の3点をおこなっていただくと、中古住宅として、売却できる土台にのってくると当社は考えています。中古住宅として売却できるということは、斜面地の空き家だったとしても、価格も路線価や固定資産税評価額で計算した査定額に近い金額で売却できる可能性が高くなります。また、上記のようなポイントを抑えていただくと、結果として建物も長持ちするため、生活の状況が変わり親族が利用することにもつながるかもしれません。

 

まとめ

 

空き家再生の前段階として、現空き家所有者様が物件を中古住宅として売却するために必要なことをご紹介いたしました。費用がかかってしまうことばかりにはなりますが、最小限の費用負担で、最大の結果をおこせるような大切な部分になりますので、ぜひ参考にしてみてください。空き家所有者様の肩の荷がおろせるよう引き続き情報発信をしていきます。