空き家

【長崎空き家】物件を引き受けた経緯ご紹介②(I様)

今回は、シリーズ第2弾、引き続き長崎空き家所有者の方から、処分に困っている空き家を当社が引き受けたというエピソードをご紹介していきます。

 

【長崎空き家】所有物件周辺の物件からのお問い合わせ

 

当社の方で、片淵4丁目の物件を空き家再生してアットホームやスーモで売買と賃貸の両方を物件掲載をしていました。その掲載物件をみたということで、電話で当社の代表電話にお問い合わせをいただきました。片淵のエリアの物件を取り扱っている不動産会社だと思ってご連絡をいただけたとのことです。当初は片淵エリアで2物件、賃貸募集と売買の掲載をしていたので、比較的ご選択しやすかったのかもしれません。数ある不動産業者の中からお選びいただいて大変嬉しかったのを覚えています。

 

【長崎空き家】期間を限定して来崎されていた

 

代表電話宛にお電話いただいた際に、たまたま当社の担当者が近くにいたということもあり、電話をお受けしてから30分後にはI様の元へお伺いすることができました。数週間長崎にいて、その間に色々と話を進めたいということもお聞きして、その場で鍵をお預かりすることができたため、お問い合わせをいただいてから1時間後には、現地にいって2時間後には査定額を提示することができました。

 

【長崎空き家】査定理由

 

I様のお母様のご兄妹で所有されていて、空き家になっているので、以前から手放す話が出ていたそうです。長崎にいらっしゃるタイミングで、そういったことを精査して進めていくご様子でした。空き家の所有者のみなさまに共通していることですが、日常生活の中で、所有している物件のところで、大雨が降ったり、台風がきたり、雪が降ったりと、天候が荒れるたびに、空き家のことが頭をよぎるそうです。現地を確認するにも遠方ですとなおさら状態を確認しにいくこともできません。どうしても考えないようにしても、いろんなタイミングで思い出されています。なかなか行動に移せない方々が多い中、I様たちは行動に移して空き家を見える化してくださいました。あとは当社がどういった金額をご提示できるかというところでした。

 

【長崎空き家】物件の現地調査

 

現地へ伺い、なかの状況を内見することができました。きれいに維持されていたそうなのですが、時間が経つにつれて以前お住まいの親族の方の健康状態もよくなくなり、だんだんと片付け等ができない状態になり、数年間そのままになってしまったとのことです。残地物が多くあり、なかなか床下の状況や屋根裏の状況を確認することができなかったため、残地物撤去費用はI様にご負担いただいた上での査定となりました。

2階にいたっては、奥の部屋まで入ることができないほど、荷物が増えていらっしゃいました。

 

【長崎空き家】査定額の合意・残地物撤去 そしてシロアリ被害の発見

 

ご提示した査定額に同意いただき、当社にて引き受けることになりました。相続登記がまだ完了されていなかったため相続登記の手配、残地物撤去のための協力会社様の手配、売買契約の段取り等を進めることになりました。売買契約の前に、残地物撤去で動くことについてご了承をいただいたため、残地物の撤去を先に進めて、その後、中を確認する時間もいただくことができました。残地物が撤去されたあとに再調査に伺うと、シロアリ被害があることがわかりました。早期にシロアリ駆除と防蟻処理を施す必要があったため、そちらも売買契約・引渡の前に入らせていただくことができました。

 

【長崎空き家】引渡・その後

 

残地物撤去、シロアリ駆除・防蟻処理等を施した上で、売買契約と引渡をおこないました。今回はたまたまいつも以上に早い対応ができたと感じておりますが、空き家査定のお問い合わせをいただいた際には、可能な限り現地調査に伺うことができる体制づくりを意識しております。今は空き家再生のためのリフォームの見積を依頼して今後の進め方を社内協議しているところです。

 

まとめ

 

引き受けが完了した時の、空き家関係者の方々のお言葉が大変励みになっています。引き受けた物件、全て空き家再生につなげることができればいいですが、老朽化などが進行してしまった場合は、全てを空き家再生できるわけではありません。ただ、できることをコツコツと取り組んでいき、長崎の空き家をこれからも減らしていけたらと思っております。次回もまたエピソードをご紹介します。