空き家

【長崎空き家】戸建賃貸の賃貸借契約書特約条項いろいろ

今回は、前回の記事から続いて、長崎空き家の戸建賃貸の賃貸借契約書特約条項の色々をご紹介していきます。前にもお話しましたが、賃貸借契約書の約款自体は国土交通省管轄の中、宅建協会などがフォーマットを提供していて、その契約書を使っている不動産会社が多いです。その中、賃貸借契約書の特約部分については、ある程度大家さんの希望を反映することができますので、物件それぞれで内容に差が出てくるところであります。その中でよくあるものをご紹介するとともに、その文言が入るようになった経緯もご紹介していきます。

 

【長崎空き家】ペット可 ただ大型犬は同居不可

 

戸建賃貸でよくあるのが、ペットと一緒に住みたいという要望です。アパートマンションではほとんどの場合、ペット不可のことが多いですが、戸建賃貸になると敷地が広いこともあり、比較的近隣のご迷惑にしないように飼育することが可能となっています。

室内で飼育する場合、ペット不可の物件と比べて、壁紙の損耗や、建具等の傷が多くなる可能性があります。その場合、原状回復費用を入居者様に対して退去時に求めても費用面でトラブルになりかねません。そのため、入居時にあらかじめ回収できるよう、敷金(敷引)を増額することがあります。

ペットの種類も気にされるところです。通常の小型犬などは大きな問題にはならないですが、大型犬となると、遊んでいる時に壁や床に与える衝撃が大きくなり、その分傷も深くなる可能性があります。また、猫の場合、ふすまや間柱等で爪をといだり遊んだりすることもあるため、大家さんはそのあたりを気にされています。

ペット可の物件は、ペットの数や種類によって断られる可能性があるため、ペットと一緒に住みたい方は、条件をこの特約部分で確認しましょう。

 

【長崎空き家】短期解約の違約金

 

賃貸借契約を契約したのに、すぐに退去することになった場合に発生する違約金です。入居者様の方のご都合もあり、就職や転勤、結婚などのライフイベントが重なった際に、入居してもすぐに退去となることもあります。賃貸物件の募集で1年を通して、入居が決まりやすい時期と、閑散期という決まりにくい時期があったりします。大家さんからすると、そういった入居が決まりやすい繁忙期に、他に入居してくださる可能性がある方を断って、現入居者様に入居していただいたとします。そしてすぐに退去となって、再度募集を出したとしても、繁忙期が終わって、なかなか入居が決まらなくなったりしてしまいます。入居者様募集の際の機会損失になってしまいます。また、長崎空き家の戸建賃貸の場合は、入居者様が入居してから1ヶ月間は何かしらの不具合が出る可能性があり、住みやすくするために、そういった不具合を大家さん負担で初期不良の修繕をおこなったりします。そういった修繕をしたあとに退去となった場合は、かけた費用は回収できずに、また募集をしなければなりません。

こういった大家さん側の事情を鑑みて、短期で解約する場合は違約金を請求するという文言が特約に入ることが主流となってきています。

解約した場合に、いくらの費用がかかるのかということも事前に特約上で確認しましょう。

 

【長崎空き家】庭木の剪定

 

長崎戸建賃貸では、庭に木が植えてあったりと敷地内に植栽や庭木などがある場合があります。緑化については、暑さを和らげる効果や、目隠しになったりしますが、虫が増えたりする可能性もあります。家賃が10万円20万円の戸建賃貸であれば、毎月お支払いいただいている賃料から、庭木の剪定などができたりしますが、月額5万円前後の長崎戸建賃貸だと、大家さん側の負担が大きくなってしまうため、庭木の剪定は、入居者様に一任することがあります。

こういった文言が入っていたら、どの程度対応するべきなのかなどを話し合い、対応範囲を明確にしておくことをお勧めします。

 

【長崎空き家】DIY可能物件

 

戸建賃貸になると、ご自身で棚をつけたり、庭にウッドデッキをつくったりと、ご自身の戸建のように色々と作り込むことができたりします。大家さんによりますが、DIY可能物件となると、そういったことを許容してくれます。ただ、どこをどういう風にDIYするのかは必ず報告するようにしましょう。建物の壁の中には、構造上重要な柱や梁、筋交などが入っています。DIYをすることで建物が脆くなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

DIY可能物件という特約が入っていた場合は、ある程度自由にご自身でDIYすることはできますが、やってはいけないことを事前に大家さんに確認をとるのが望ましいです。

 

まとめ

 

長崎空き家における戸建賃貸の賃貸借契約書特約条項について色々とご紹介いたしました。こちらはほんの一部になりますので、ご自身で戸建賃貸に住んでみたいなと思う方は、納得して長く住めるよう、ご契約の際にどんな特約があるのかをもう一度確認するようにしていきましょう。