【長崎空き家】一括査定サイトの良いところと注意点

今回は、便利な一括査定サイトについての内容理解と、長崎空き家にとってどういう使い方が好ましいかということもふまえてご紹介していきます。

 

・【長崎空き家】一括査定サイトとは？

・【長崎空き家】一括査定サイトの収益源

・【長崎空き家】一括査定サイトの良いところと注意点

・まとめ

 

【長崎空き家】一括査定サイトとは？

 

インターネット上で、査定サイトにアクセスし、不動産所有者様の売りたい物件の情報を登録して、一括査定依頼をすると、その情報が現地の不動産会社、またはそのサイトに登録している不動産会社のもとに届きます。その後、各社から所有者様が登録したメールや電話番号宛に連絡があり、査定書・査定金額の提示などをうけます。場合によっては室内をみたいということで鍵の受け渡しをおこなったりします。登録されている不動産会社は、査定サイト運営会社に登録料を支払って希望するエリアや構造（マンションや戸建など）を指定して、不動産売却希望者様からの連絡の際に紹介していただくことになっています。そのため、全国の不動産会社からその依頼した売却査定について連絡を受けることになります。

「どの不動産会社に相談したら良いかわからない。」

「なるべく高い金額で査定を出してくれるところに依頼したい。」など

査定希望者様のニーズに応えたサイトになっています。

 

【長崎空き家】一括査定サイトの収益源

 

あくまで一例になりますが、一括査定サイトの収益構造をご紹介します。

一括サイトの運営にあたって、物件自体は所有者様からの問い合わせでお受けするとして、対応してくれる不動産会社様に登録をしていただかないといけません。その際の月額登録料というのがひとつの収益源になっています。その他、そのサイトに広告掲載を承諾して、広告料で収益を上げたりすることも可能です。

また、所有者様に対しても、他と違った高いサービスが提供できれば、無料というわけではなく、登録料や手数料として収益をあげることができます。

サイトの運営で多くの査定希望者様の目に触れるようにマーケティングをおこなったり、多数の不動産会社様にご登録いただくことで、利用者の選択肢が増え、最終的に査定金額に満足いただいてファンが増えるという構造をしているため、関わる方みなさまとWINWINの関係性をつくればつくるほど、収益が上がる構造になっています。

 

なぜ、収益構造のご紹介をしたのかというと、「査定金額が高ければ高いほど一括査定サイトは高い収益をだせる」という構造はないことを査定希望者の方に知って欲しかったからです。

 

【長崎空き家】一括査定サイトの良いところと注意点

 

一括査定サイトの良いところを下記に記載していきます。

　・どの不動産会社にお願いすれば良いかわからない場合、様々な角度で不動産会社の意見を聞くことができる。

　・不動産会社に一件一件同じ情報を伝えるため、電話またはメールさらには訪問する必要がない。

　・遠方の不動産を所有している場合、現地の不動産会社にネットを通じて依頼することができる。

上記が挙げられると思います。あとはそれぞれの一括査定サイトによっては、ポイントが溜まったり、登録料無料だったり、費用面などでの差があったりしますが、そのあたりはよく比較して検討することが必要です。

 

ここからは、注意点のご紹介になりますが、まず大きく勘違いが起きやすいのが、「査定額で売れるとは限らない」ということです。不動産会社が提示する査定書には、近隣の成約事例と固定資産税評価額や路線価という不動産の価値を示す指標を利用して、査定額を決めています。そしてその査定額は、その不動産会社が「売れると思う金額」となっています。ここで収益源の理解ですが、不動産会社の収益源は、仲介手数料が主になってきます。その仲介手数料を得るために、まずは物件の所有者様の物件を仲介して、販売活動をしていきます。そのため、そもそも売れない金額だとしても、媒介契約という販売するための契約を取り付けるために、実際に査定額を高く出しているケースもあります。そして販売活動をして、もちろん高い金額で売れるかもしれませんが、売れずにネット上に公開されてしばらくすると、金額を下げないと売れないということが、所有者様にもわかってきます。「売れないなら価格を下げよう」ということで、時間をかけて納得して販売活動をすることができるため、所有者様にとっても売却価格を下げることに抵抗がなくなってきます。

加えて、長崎空き家の場合、物件の最終売却価格と査定額にどうしても差が生まれてしまうため、一括査定サイトでの査定額で、実際に売れる価格を提示することができない構造になっています。

空き家はそもそも低い金額で成約することが多く、低い査定額を出すと、

 

・媒介契約をするところまで話が進まない。

・低い金額で媒介契約が仮にできたとしても、問い合わせが多すぎて業務量が増えてしまう。

 

ということが起きてしまうのです。

 

今までご紹介したお話をふまえたうえで、注意点としては、下記になります。

 

・その査定額で売れることを期待してしまうこと

・実際に成約するまでの間に、1年以上時間を使ってしまうことがあること

 

最初の期待値が大きい分、納得するまでに時間がかかります。実際の成約価格のときには、その間の固定資産税や維持管理費の費用がかかってしまうことあります。

長崎空き家については、先にご紹介したような、掲載する売却価格を徐々に下げていっている間に、空き家専門業者に声がかかり、その希望する買取価格になるまで、時間を消費することになってしまいます。時間を消費すればするほど、建物の老朽化は進んでいきます。

そのような時間を消費するくらいなら、専門業者に引き取ってもらった方が、崩落のリスクなどの空き家の管理上のリスクや、固定資産税などの出費をおさえることができます。

 

まとめ

 

一括査定サイトの良いところと注意点をご紹介しました。段階をふみ、納得しながら進めていくのも選択肢のひとつです。もし1年以上時間を使いたくない、早めに処分したいなどのご要望をお持ちでしたら、直接物件所在地の近くの空き家を専門に取り扱っている不動産会社に1度ご相談されることをおすすめします。